勇者ユーシーー導かれし者達ー
□おてんば姫の脱走
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こんにちは。クリフトと申します。
私とブライ様は、主君アリーナ姫様と、城から抜け出し、この世界を旅することになりました。
といっても、抜け出したのですから、王様の許可はありません。
心配なことが沢山ありますが、姫様と旅に出れるのですから、嬉しいことこの上ありません。
アリーナ「きゃあ〜!!ス・・・スライムだわ〜!!」
クリフト「おまかせください!」
アリーナ「だ・め・よ。あたしの獲物だわ!!」
ドゴーン!!
アリーナ「ね☆楽勝でしょ。」
クリフト「は・・・はい」
アリーナ「さ、二人ともグズグズしてないで早く行くよ♪」
ブライ「まったく。姫はなぜあんなおてんばに育たれてしまったのかのう。」
アリーナ「あ、サランだわ。寄って行きましょ。武器を買わなきゃ。。。」
アリーナ「うふふ!!楽しくて仕方が無いわ☆」
ブライ「歴史あるサントハイムの姫君がこの様な旅を・・・(ぶつぶつ)」
クリフト「姫様、あちらに武器屋がありますよ。」
アリーナ「あ、ほんとね。ありがと。」
これと、これと、これと、これと・・・
いっぱい買いすぎたかな・・・
ま、旅にはこれぐらい必要なはず・・・
備えあれば憂いなしって言うし・・・
アリーナ「さあ、サランなんてまだまだ庭みたいなもんよ。次はえーっと・・・」
クリフト「ここより北にテンペの村という村があるそうです。いってみたらどうでしょう。」
アリーナ「そうね。そこへいきましょ。。。なんだか城にいるときよりずっと充実してるみたい!!」
ブライ「まったく・・・」
こうして私たちは北のテンペの村へいくことになりました。