バリハケン・ミスフル

□シルシ
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屑桐さんはいつも情事後にキスマークをつけるのを拒む。体を重ねるのはよくてなんで印を残すのは駄目なのか?そんな考えを頭をかすめた。まさかほかに好きな人でもいてその人に見られるのがいやなのだろうか。キスも拒まれることのほうが多いし。
情事後のベッドの中でずっとう゛ーと唸っていればシャワーを浴びて帰ってきた屑桐さんの姿。無防備に肌をさらす屑桐さんをじっと見つめてたら近くにあった目覚ましで五光を投げようとしてきたからその手を掴んで屑桐さんを思いっきり抱きしめた。
「おい、芭唐。」苛立ちが少し混ざった声が耳もとで思い切り響く。この人は無意味に触られるのが嫌いなのだろうか。いつも情事中にじらすと必ず拗ねる。外見とらうらはらに意外と子供っぽいんだな、なんて口にだした日は五光で済まされるだろうか?
「おい、芭唐!貴様はなぜいつもベタベタ触る…」「だって、好きだから」あっさりと抵抗なく返事を返せば屑桐さんは顔を微かに赤く染める。少しからかえば真っ赤になるところも惚れた理由かもしれない。

「屑桐さんはなんでいつもキスマーク残させてくれないんスか?」唐突に話題を変えて、そう話を降れば「…部活中に見られるだろう///」「…かわい―」「馬鹿は死ね」「剥刀I」どんなに冷たくされても大好きだ。やっぱりこれは惚れた弱みとかなんとかでしょう。「じゃあキスマークは胸のあたりに「馬鹿は死ね」嗚呼、キスマークを残せるのはまだ先みたいです。














なんだか申し訳ないなこれ。


よんでくださったかたにはスライディング土下座でも(は
















ビミョーなおまけ。


「あ、屑桐先輩どうしたんですか?首もと怪我したんスか〜?」芭唐が部活中はやし立てるように話をふってキスマークを指差すと、昨日つけたシルシは残っていた。それを言った後芭唐に五光が直撃したのは言うまでもない。



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