バリハケン・ミスフル

□小さな嗚咽を漏らして
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君がいた日々が大切だなんてしらない僕はただまっくらな毎日を過ごしてた








三年生が部活を引退して野球部は今までのような勢いをうしなった。いるのはやる気のない部員でその様子をみた監督にいろいろ怒られた。覇気のない雰囲気の中には居づらくて今日は部活をサボる事にした。所詮大会も終わったし練習試合の予定もない。サボろうが何をしようが関係はないから。
甘い考えを抱きながら夕焼けのよく見える道をひとりで楽しみながら帰った。






「由太郎。」

家に帰れば引退して1、2年よりも早く帰っている兄ちゃんが俺を迎えるように話しかけてきた。
「兄ちゃ、ん」
「まだ部活は終わってないだろう。今からでも―…ガンッ









壁を叩くような音が耳をつんざくように響いた。

自分でも何をしたのかわからなかったけど、由太郎は大好きな兄ちゃんを壁に押し付けていることに気づいた。
「兄ちゃんは、何も、わかってな い…っ」

少しずつ己の喉から漏れる嗚咽が由太郎の耳にも届きだす
「ゆ、たろ…「兄ちゃんがいないか、ら」

兄ちゃんの甘さに甘えて。
八つ当たりして

なに、してるんだろ

「由太郎。落ちつけ」
「にいちゃ、ん…っなんて」



大嫌いなんて



言えるものか?


「由太郎、」


「にいちゃんのばか…」








小さな嗚咽を漏らして














とっさに思いついたものですね。

意味不明なのは諦めました…(爆




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