夢幻の関わりがあったから俺は、無限のよろこびを知った。
□第三章∞とまどいの再開
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第三章
∞
とまどいの再開
重たい雲が空を覆い、ゴロゴロと喉を鳴らす。すぐにでも降り出しそうな天気はそこにいる少年の心を映しているかの様だ。
「――…思い出の土地と、思い出の品」
少年は河原に描いた錬成陣の中央にお気に入りのぬいぐるみを置く。
「最後に、魂の情報――…」
そして指先を切り、ぬいぐるみの隣に自らの血液を落した。
少年の顔に緊張が走る。大きく深呼吸をして、錬成陣に触れた。
「みんなの笑顔を取り戻したいんだ。だから……帰って来て、“ ”!!」
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