TWO

□発熱・過労
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蜘蛛から頭を引き離したのに


心は少しも軽くならずに


それどころか、背負っていたものが更に重たくなったようだ



いつまで経っても眠れずに



心の中のドロドロしたものを吐き出すかのように


何度もリンを抱き潰した



腕の中で何度も私の名を呼ぶリンを



結局手放せないまま



朝が来た─────






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