短文
□シンディリラ
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※ここではリセット前のアッシュ君なので凄く生意気です(笑)。 相変わらずというのであればルークに対して一途な所でしょうか………それでも耐え切れるよって方はレッツスクロール!!(←無駄にテンション上げてみました。)
むかしむかしあるところにそれはそれは綺麗な少女(青年 笑)がいました。 しかし今は亡き父親が連れてきた継母と姉達に灰被りという意味で『アッシュ』と呼ばれ、毎日イジメられていました。
「アッシュっ!まだ掃除は終わらないのかっ!?」
「アッシュ……お友達の餌、あげてくれました?」
「ちょっと、アッシュっ!僕の服フリルがないヤツ買ってきてくれたっ?!」
「あ〜〜っ!うっとおしい!! だから今ネズミのコイツにやらせてんじゃねぇかっ」
ビシリッと指差す先はどう見てもネズミなどというには大き過ぎて、ムリがある髭が床を拭いていました。
「貴様っ閣下に何をさせているっ!!」
「俺に言うなっ! 配役を決めたヤツにでも言えっ!!」
「…………」
アッシュと継母の口論の中、黙々とネズミは床を拭いております。
「総長、チーズ食べますか?」
「アリエッタ……話し掛けないの、…………可哀相だから」
長女の姉は珍しそうにそれに話しかけますが、もう一方の姉は静止させます。さすがの次女でも眼を逸らし、涙を必死にこらえました。
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