キリリク
□親友の苦悩
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※今回は本編がそんなに進んで無いのですが、ちょっと先のお話となります。 公式の方だと大体『レプリカ編』になります。
最初にいった通り本編の先となりますので、少しネタバレが生じます。 それでも宜しければこのままスクロールをお願いします。(ネタバレといっても本当に些細ですが・・・←言い訳)
それでわどうぞ、
「ねぇ、ルークを返してくんない?」
「……はっ?」
いきなりの出来事にアッシュは間抜けな声をあげた。
只今アッシュ率いるメンバーはグランコクマにて休息をとっていた。
アイテム調達のために街を歩いていると、急に空から人が一行の前に降りてきた。
皆呆然とする中相変わらず本人は、さして気にする様子もなく冒頭の言葉をはいた。
流石のアッシュでも未だ間抜けな声の後から反応がない。
その様子に苛立ちながらシンクは再度聞き返す。
「嘘つかないでくれる? ルークがいなくなってもう2日たつんだ! アンタ達以外に考えられないっ!! 」
「−−ハァっ?! 知るかっ! 最近あいつに会うどころか、−−−回線さえも繋いでねぇってのにっ!」
「おやぁ、アッシュいじけてるんですか?」
「な゛っ! 何でそうなるっ?!!」
「いやぁ、若いですねぇ……v」
水を差すジェイドは他人事のように、アッシュの普段見せない反応を愉しんでいた。
「人の話ムシしないでくれる?! 今只でさえ腹立たしいのに−−っ!」
「そ、そういわれても………私達は本当にルークと会ってもいませんわ」
「まあ、とにかく場所を変えましょうか………誰かさんがあまりに派手な登場したことで周りが騒がしいですしv 一度宿屋に戻って話を整理しましょう」
シンクは冗談じゃないと反論しようとしたが、大勢集まった周囲に渋々了承した。