ドリームヌ

□STEP by LOVE
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〆智久目線


俺は山下智久。
NEWSのリーダーとして日々頑張ってる。
みんなからは「ヤマピー」と呼ばれている。




いきなりだが、俺は変装が上手い。ニット帽にサングラスをかければ誰だか分からない。


今日も普通にジャニーズ事務所にGO……





のはずだった。








「NEWS好きなんだ?」


その言葉にふと足を止めた。

近くの女の子と…




ん。
不思議な金髪の男。
頭の先っちょだけが黒い…



ププッ…


小山と比べてみた…






「悪い?」


冷たく言い放つ女の子。



そうか、ナンパされてんのか。



だからあんなに…
ものすごい目で
頭のさきっちょを見てる訳だ。







ププッ…






「えー、でも、微妙じゃない?何かダサそう。俺のほうがいいよ★」





………はぁ?



何だか頭の中が…



プツッと…




『アァ?』




俺の声と女の子の声がハモった。


俺は構わず続けた。

「さっきから聞いてりゃダサいだの微妙だのなんだぁ?」



女の子はぽかんとしている。

「な、なんだよ!本人でもないくせによ!」




うっぜぇぇぇ!






「本人だよっ!」




俺はヒートアップしすぎて…



サングラスを外していた。




「あっ、やべぇ、つい!」



サングラスをかけなおした。



そして、俺は女の子の腕をつかんで走り出した。


(あれ?何で俺は女の子の腕をつかんでいるんだい?)





だが構わず走る。


「はぁ…」



路地裏に逃げ込む。

周りにあまり人がいなかったので、バレはしなかった。




汗を拭う。


(やっぱ夏にニット帽はキツい…)

ふー…と息をする。












バタ。


ふと後ろを振り向く。

女の子が倒れていた。
しかも、ちょっと笑ってる…


(おかしいなこいつ…)


また少し笑ってみた。

(事務所近いし、行くか。)


その女の子を抱き上げる。

いろいろ悩んだが、結局…




お姫様だっこで…


てくてく歩き出した。

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