◇小説
□喧嘩するほど仲がイイ?
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「…きちんと説明して下さい。昨晩はどこに泊まったんです?」
「高松〜何でそんなに恐い顔するの?昨日はずっとキンちゃんと一緒で、お仕事してたんだよ」
「確認しましたが、キンタロー様に覚えはないそうです」
「…僕のこと疑うんだ?高松」
「私はあなたを心配して聞いているんですよ。昨日はどこにいたんですか?私に言えないようなところですか?」
「うーん、そうだね。言えないトコロ」
「ちょっと待ちなさいグンマ様!話はまだ終わってません」
「んもぅ、しつこいと嫌われるよー?」
「それは困りますけど。私はあなたの保護者として―
ってグンマ様!」
「放してよー。キンちゃんと大事な打ち合せがあるんだからっ」
「なら正直に答えてください」
「…うるさいなぁ。僕はもう大人なんだから、プライベートくらいあるの!」
「大人にだって保護者はいます」
「……ウザっ…」
「ちょっと…何ですか!どこでそんなはしたない言葉を覚えてきたんですか!シンタロー様ですか!?そうですね!?」
「あーうるさい。昨日はそのシンちゃんとお酒飲んでました。
…これでいいですか。保護者サン」
「…っ!」
バシン!