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□メタとカービィで色々
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かとりせんこううりの かぁびぃ


かとりせんこううりの かぁびぃ

それは ふゆのひ でした。
まずしい いえに うまれた かぁびぃ は
だーくめたないと から わたされた かとりせんこう が
すべて うれるまで いえにかえれません。
「ぽよぽよ、ぽーよぽよー!」(かとりせんこう は いりませんか ?)
かぁびぃ は ちいさな てあしを いっしょうけんめい うごかし
かとりせんこう を うろうと がんばっていました。
それでも ひとびとは かとりせんこうを かってくれません。
「いまの じきは か が いないから いらないよ」
「うちは あーすのーまっと が あるから いらないよ」
みんな かぁびぃ に めもくれず あるいていきます
かとりせんこう など うれるはずが ありません。
そのうち かぁびぃは さむくなって きました。
「ぽよ…」(さむいなあ かとりせんこうを たこう)
かべに かとりせんこうを こすり ひをつけました。
ぼっ と ひかりを はなち かぁびぃの まわりは あたたかく なります。
すると かぁびぃ の め に めたないと が うつりました。
「ぽよぽよ!」(めたないと!)
「かぁびぃ どうしたんだ こんな さむいところで」
「ぽーよぱゆぅぽややー」(じつは かとりせんこう をね)
めたないと は やさしく かぁびぃ を だき
そらへ のぼって いきました。
そらには たくさんの ろうそく と おいしそうな りょうり。
「ぱやぁー!」(わあ おいしそう!)
「かぁびぃ おまえは ずっと ここにいて よいのだぞ」
かぁびぃは やすらかな ねむりに つきました…。
つぎのあさ。 かぁびぃの まわりの ひとびとは かなしそうに
「ああ わたしが かとりせんこうを かってあげれば」
「いっさんか ちゅうどくで しぬことは なかったのに」
かぁびぃは かとりせんこう の けむりで
いっさんか ちゅうどく で しんでしまいました。
そのあと ひとびと は きょうかいへ
かぁびぃ の し を かなしみました。



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