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□後輩グク
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出会いは中学3年の時、テミンが家に友達を連れてきた時だった。
ヌナぁ〜友達と部屋に行くねー
テミンが連れてきた男の子はリビングに顔を出すと少し気まずそうに会釈をした。
艶のある黒髪に丸くて大きな瞳。テミンと負けず劣らず綺麗な顔をした子だ。
お母さんがいま外に出てるから、代わりに飲み物やお菓子をテミンの部屋に持っていく。
気が着いたらジョングクとヌナが仲良くなっていた。
僕が少し家を出ている間にヌナとジョングクはゲームをしていて、珍しくジョングクは女の子の前で笑っていた。
ゲームが終わった後も気を許したようで、また今度しようとヌナに声をかけられると照れくさそうに、はいと答えていた。
次に家に呼んだ時、ジョングクはキョロキョロと家の中を見ていてどこか変だった。
どうしたのジョングク
いや、何も…今日はお姉さん居ないんだ
え、ヌナ?今日は部活で遅くなるって言ってたけど
そう言うと、あからさまに残念そうにするジョングク