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□てて弟
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身体に重みを感じる。
気がつけばテヒョンにベッドに押し倒されていた。

「ん、ぁ…ちゅ、ぱぁ、…っ」
「ん、はぁ…ヌナ…ちゅぷ、んむ」


執拗に唇が赤くなるほど食まれ、頭を押さえ込まれながら舌を入れられると、先ほどよりもさらに奥まで唾液と一緒に絡まり、キスの最中にえづいてしまう。苦しいけど、初めて受ける激しい口づけに美香は思考が薄れていた。


「ふぁっ、ちゅぷっ…ふぁンッ、ひァッ、ンンンッ!」


すると、たくし上げられて露わになっていた乳房をテヒョンは静かに捏ね上げる。大きく円を描いたり、先ほどの様に柔らかさを堪能するように絞ったりと口付けをしながらも触る。赤い乳首はつんとたっていて、テヒョンは愛おしそうにそこを指先でくりくりとこねたり、引っ張ったりする。

私はそのテヒョンの綺麗な指が動くたび、下半身がビクビクと反応し、きゅんと切ない気持ちになっていた。

頭がぼーっとして…分かんないけど…気持ちい、いッ






テヒョンは身体が熱くなったのか、着ていたシャツを脱ぎすてた。

「ぁ…」

露わになった肌は、痩せすぎず綺麗に筋肉がついていて、暗い部屋の中で浮き彫りになった陰影が彫刻のようだった。まだ子供だと思っていたのに、知らない男の身体に私は目眩がした。
私は気づけば、テヒョンに同じように上半身を脱がされ、何も身に纏っていない状態になる。


「てひょ…だめ、見ないでっ」

「ヌナ、綺麗…見せて?」




先ほどよりもお互いの肌を直に感じ、擦れ合う度に心地いい気持ち良さを感じてしまう。


テヒョンの肌気持ち、いい…
うん…ヌナの肌も気持ちいい


更にぎゅっと抱きしめられ、私は思わずテヒョンの大きな背中に手を回した。人肌が落ち着くなんて知らなかった。頭をぼーっとさせながらそんな事を考えた。


んっ、てひょ…

「ヌナ、起きて…母さんたちかえってきた」


テヒョンはそう言うと、私の身体を起こし、脱いだシャツを羽織って部屋を出て行った。



わたし、弟となにをした?


その夜久しぶりにわたしは一人で眠った。いつもは来るはずのテヒョンが来なかったから。
そのままいつのまに寝てしまったわたしは朝起きて、昨日の事は夢だったんじゃないかと思った。だってテヒョンが普通だったから。夢だとしてもなんていう夢を見てるんだと思った。

学校へつくと昨日の男子が気まずそうにこちらを見ていた。きっと何かバラされるのではとビクビクしているのだろう。
私はそんな事よりも昨日のテヒョンとの事に頭を抱えていた。


夢…じゃない、よね…テヒョンと私、
え?何で…どうしよう


私はテヒョンと顔を合わす事ができず、





がちゃ

「てひょ、ん…」
「ヌナどうしたの?そんな顔して?」

テヒョンは、ベッドの側にくるといつものように潜り込んでくる。
美香は混乱して言葉が暫く出なかった。だが、腰に腕を回され、いつものようにだきつかれて我にかえる。


「ヌナ、おやすみ」
「て、てひょ…ちょ、ちょっと待って」
「電気消すね?」


片手でテヒョンはリモコンで電気を消すと、何も気にしない素振りで目を閉じた。
飄々とするテヒョンに美香は動揺を隠せない。そして、テヒョンの身体の感覚に変な意識をしてしまい、身体中がどくどくと脈を打っている。


え?私テヒョンとキスしたよね?
ていうか、それ以上に色々触られた気が…
なんでテヒョンは普通なの???


「ふふ、ヌナの心臓凄く早いね」


不意に下からの声に身体を震わす。テヒョンは目を瞑りながらも頬を私の乳房に擦り付けた。


「もしかして俺、意識してる?」

「…っ!」


その瞬間閉じられていた大きな瞳は開けられ、射抜くように美香をじっと楽しそうに見ていた。




俺、テンション上がってる。
だってヌナが俺にドキドキしてるから


パジャマの上から柔らかい美香の乳房を揉み込む。


ぁ、テヒョン…だめ
ヌナのここ柔らかくて好き


その夜から、テヒョンは普通に寝る事はなくなった。


ぁ、ダメっ…テヒョンぁ、ゃっ
ヌナ…しっ。母さんたち起きちゃうよ


ベッドに入り、親が寝静まった頃に動きだす。最初は美香は抵抗するも、テヒョンがシャツを脱いで上半身を晒すと、美香は見惚れてしまい疼いて拒否できなくなってしまうのだった。テヒョンはそれに気付いて、わざと美香の裸と自分の裸をさすりつける。
美香の乳房がテヒョンの厚い胸板に押しつぶされる。美香はそれが気持ち良くて感嘆の溜息をつくが、それ以上にテヒョンはその様子に欲情した。


後もう少し、後もう少しでヌナは自分のもの。ほしいって言わせてやる。


いつも通りに下半身をトロトロに溶かすと、テヒョンは美香の足をあげる。そして足先を掴むと足の指を口にくわえた。


「テヒョンっ、やぁ!汚いからんンっぁ」

「ちゅぱっ、ヌナの身体全部舐めたいからやめない」




それはテヒョンが高校にあがってからも続き、最初は拙かった行為も今ではお互いがどこが弱く、どこを触れば気持ちが良いか分かるようになった。


はぁ、ヌナ…っ


太ももをくっつけさせ、その柔らかい肌に挟まれながらテヒョンはペ二スを前後に動かしていた。ときおり、私の恥部にあたるそれにだらしなく愛液を垂らしてしまう。テヒョンも私の花びらの上を滑る際、もどかしくて苦しそうに顔を歪ませていた。


私たちは決して一線は超えなかった。


テヒョンは私と本当に離れたくなかったのか大嫌いな勉強を頑張って、私と同じ高校に入学した。


…次の誕生日、ヌナが欲しい。

ぇ、…

俺、ヌナが小さいときから好きだよ

テヒョン、

姉弟じゃなくてずっと女の子として

でも私たち、

この先一生ヌナ以外の誰かなんて考えられないし…ヌナが誰かを選ぶなんて耐えられない。俺、ヌナが傍に居なかったら死んじゃうよ。

わたし

俺が高校卒業したらさ…どこか、俺たちの事誰も知らない所で二人で暮らそう?

………

ヌナの一生ちょうだい?



何も答えられかった私にテヒョンは額に優しく口付けを落とした。そしてどんな答えを出しても、私を離さないとテヒョンはきつく抱きしめて眠りについた。







母さん、私◎大学受ける

私はテヒョンから離れようととても遠い大学を受験する事に決めた。そこは実家からは通えず、一人暮らしでもしないと難しい所だった。


1人立ちしたいんだ

あなたがやりたいって決めた事だから別に良いけど、テヒョンが嫌がるわよ?ずっと一緒だったのに

良いの!テヒョンにも…いい加減1人立ちしてもらわないと!


なんとか親を説得した。もし私がそこに受かったら、一人暮らしをしてもいいと言ってくれた。
言うと酷く落ち込むと思うので、この事は私が出ていくまでテヒョンには絶対内緒にしていてほしいと約束した。


このまま離れないと、私はテヒョンに全てを許してしまいそうだった。どこかでたかが外れてしまう気がした。
それではお互い幸せになんかなれない。テヒョンを守らなくちゃ。


ヌナ…また勉強?

うん、大学に行きたいから

大学なんて行かなくて良いよ


私は受験に向けて集中したいから1人にさせてというと、テヒョンは拗ねてしまった。


わっ、こらテヒョン!

俺と暮らすんだから大学受けなくて良いでしょ!…俺にかまってよ


参考書を奪うと高々と私が届かない所に手をあげてしまう。高校にあがる頃にはだいぶ身長が高くなってしまい、私は高いところから見下ろされるようになった。
必死に手を伸ばして奪い返そうとすると、腰を抱きすくめられ、不意に唇を奪われてしまう。


ん、はぁ…てひょっ
ヌナ…ん、やっとキスできた
ちゅっ、ぁ


参考書を乱雑にばさっと落とすと両腕で強く抱きすくめられる。


もっとちょうだい?
んっ、


舌を深く入れられ、テヒョンと私のが絡まり合う。





結局、私たちはお互い裸になって、その日は朝までテヒョンに愛され続けた。
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