▼長いおはなし▼
□黒の牢と白の扉
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白の扉のむこう、僕は初代のマントの中で肩をならべている。頭をコツンと右に寄せると、大きな手で僕をさらに密着させる。顔をあげると金の髪が僕の頬にあたった。
くすぐったい。
『ならば、なぜお前がここに居るのかわかるか?』
(……)
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