転桜録
□4話
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「それで?なんでこんなことになってるんですか?」
今、私は強制的に道場に連れてこられ、さらには木刀を持たせられ、沖田さんと向かい合っていた。
総司「だって、君の実力が分からないとどこに入れていいか分からないじゃない」
そりゃそうだけど・・・
「面倒くさい」
総司「へぇ、逃げるんだ」
「そういうわけじゃ・・・」
総司「じゃあ、やるよね?」
・・・・・・・・。
総司「や・る・よ・ね?」
「はぁ、分かりましたよ。やればいいんですよね、やれば」
総司「そうこなくっちゃね」
「・・・なんか楽しんでませんか」
総司「え、そんなことないよ?」
ニコニコ笑顔で言われた。
(うわ、絶対嘘だ。)
まったく、私も面倒くさい人に捕まったものだ。
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(おまけ)
平助「あいつ、大丈夫かなぁ」
佐之「どうだろうな。何せ相手はあの総司だしな」
新八「総司の奴、手加減しないからなぁ」
斎藤「危険だったら途中で止めに入ればいい」
土方「大怪我させなきゃ問題ないだろう。」
3人「「「(いや、問題あるだろ!)」」」