転桜録
□5話
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「やぁ、猫ちゃん。また来たの?」
<まぁね。あなたと一緒にいるのは嫌いじゃないの>
「そっか。
! そうだ。ちょっと頼みたいことがあるんだけど・・・」
<あら、なにかしら>
ことのあらましを一通り伝えてその時が来たら連絡する。という内容をあいつに伝えてもらうことにした。
予知夢なんて今まで一回も見たことないけど正夢にならないように対策はしておいた方がいいだろう。
「じゃ、お願いねー「何が?」!?」
猫ちゃんを送り出した後、背後から声がして振り返ると沖田さんがいた。
「なんだ、沖田さん。」
総司「何、僕じゃいけなかった?」
「そうじゃないですけど、何しに来たんですか?」
総司「もう夕餉の時刻だから呼びに来たんだけど。
それで?何を猫にお願いしてたのさ。」
「なんでもいいじゃないですか。夕飯ですよね。早く行きましょう」
まさか、猫ちゃんにお願いしてたこと聞かれてないよね?
聞かれてたらアウトなんだけど。
それ以前に変人だわ。私。
でも、特に突っ込んでこないってことは聞かれてないのかな?
うん。
聞かれてないってことにしておこう。
総司「ふーん、まぁ、新八さんにおかず取られたくなかったら早く行くことだね」
「・・・忘れてました。早く行きましょう!」
速攻で沖田さんを連れて広間に向かった。
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