キリ番リクエスト小説
□この気持ち、気付いてよ
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「ね〜、右目の旦那ぁ♪」
「どうした、猿飛……」
「ねぇ、こっち向いてよ〜」
「忙しいんでな……、また後にしろ。それとも、放り出されたいか?」
「………」
猿飛は無言で近づき、俺の顔を覗き込んだ。
ちらりと、開いた胸元が艶めかしい。
「右目の旦那、シたい……」
「後で……」
「今すぐ……っ…」
潤んだ瞳、得意の嘘泣き戦法だろう。
だが、俺には効かないぞ……猿飛。
「仕事が片付かない」
「……じゃあ待ってる」
「せめて、俺の膝から降りろ」
「やだ〜……」
くっ……、可愛い強請り方をされようが、この仕事は終わらせなければならない。
「……仕事を片付けたら、朝までヤってやる。立てなくなっても知らないぜ?」
「本当……っ!?大好き〜、右目の旦那ぁ♪」
「……ったく…」
俺といるときの猿飛は、いつもより10歳以上も精神年齢が戻ってる気がするな。
*-*-*