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□MY SISTER・MY BROTHERA
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軽く熱射病な感じ。
バイト終わりにサッカーしに行こうと思ったけど、やめて早めに家に帰る。
「あら、早かったのね」
美智子さんがエプロン姿で玄関にやってきた。
「ただいま…」
「ご飯もう少しかかるから、
愛華も出たみたいだし先にお風呂入ったら?」
「あ、じゃぁそうします」
そういって二階に上がって荷物を置き、
再び下に降りようとすると、
階段をのぼってきた愛華と鉢合わせる。
「あ、…お帰り」
「ただいま」
そういって道を開けて通り安くしてあげたのに、
階段の一番上で止まる。
「早かったね」
じっと見つめてきた後の発言がそれで、なんとなく肩透かしをくらった気分になる。
「なんか疲れたから」
「別れたってホント?」
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