BASARA 佐幸佐 SS
□ずきん!
4ページ/5ページ
≪佐幸≫
くらくらする意識で旦那の顔をまじかで拝むことになった。
「気持ちよかったか?佐助」
えええええ?!
「今宵はもっと気持ち良くしてやるぞ」
まじですか?!めっちゃがんばらせていただきまっす!
とりあえず、頭を振ってめまいを飛ばして、旦那を押し倒してみちゃったり。
「旦那…、なんでいきなりそんなことすんの…い!!」
脇腹つねられた…。
「なんだってーの!」
「佐助は痛いのが気持ちいいんだろ?」
へ?
「お前を気持ちよくさせるのは大変だな」
ご、誤解だ!
「お、俺様、普通だよ?はは。何言ってんの、旦那」
「某には恥ずかしがらずに本当のことを申せ。……でないと、二人して気持ちよくなれないだろう?」
う。
うるんだ瞳反則。思わず頷いてしまった。
は!
べ、別に痛いの好きなわけじゃ…。
「ようやく素直になったな、佐助」
ち、違ううう!
下から髪の毛をむんずと掴まれ引っ張られた。
い、痛いって!
って、この状態でやるんですか?
い、いたいからほっぺ引っ張んな!
両側から引っ張んな!!
この顔でキスを迫れるのでしょうか…。