*BL Original novel・5*

□『ボイスん。』座談会
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『ボイスん。』キャスト達による座談会☆


木月「こんにちは!恋も仕事も全力投球、主役を演じました、木月真理です!」

宮元「どうも。ロマンチスト・エゴイスト、色男から怪獣まで演じます。主役の相方を演じました、宮元総です。……なんだ、このキャッチコピーは…」

岩井「……このキャッチコピー言わなきゃいけないの?誰が考えたの?バカじゃないの?」

住吉「悠也、言ったセリフ、全部載せられるらしいよ?」

岩井「……。ツンデレ王子は猫が好き。でもワンコがもっと好きです…。主役のライバルを演じました、岩井悠也です…」

住吉「ハイ!爽やかイケメンはコスプレマニア…、え…、何でバレてんの?」

岩井「ブッ」

住吉「アハ、アハハ…。気を取り直して…。マリさんの事務所の新入りを演じました住吉敬太です!いやあ、最初は困ったちゃんのままで終わるかと心配でしたが…」

木月「住吉くん、ストップストップ!お話のネタバレになっちゃうよ?」

住吉「あ、そうですね」

宮元「いいんだよ、ネタバレしても。この座談会のテーマは、『いまだから言えるor自分だから知っている○○。秘密の暴露大会』らしいからな」

岩井「悪口を言い合えって言うの?」

木月「そ、そんな意味じゃないと思います…。あ、ほら!実は岩井さんが猫好きだとか、そういうこと、教えちゃいましょう!って会ですよ」

宮元「そういや、岩井、犬も飼ってんのか?」

住吉「いやあ?うち、猫だけっすよ?」

宮元「なんで住吉が答えんの?」

住吉「…え、あれ?同棲してるの、言ってませんでしたっけ?」

岩井「ルームシェアだ!実家で犬を飼ってるから…」

宮元「へえ…。ワンコが好きなんだ…。住吉!ワン!」

住吉「ワン!」

岩井「………」

木月「ほ、ほら!岩井さん!カメラマンさんが写真撮るって!スマイル、スマイル〜」

岩井「…僕は怪獣を飼うほど悪趣味じゃないから」

木月「あ、岩井さん、岩井さんちのにゃんこの写真、見せてくださいー」

岩井「あ、見る?可愛いよ」

岩井、スマホゴソゴソ。しばし、岩井&木月、にゃんこ萌えタイム。

宮元「てんで秘密じゃねえなあ…。住吉、なんか面白いこと言え」

住吉「ワン!…じゃなくてっと…。えー、そうですねえ、宮元さんとマリさん、どっちから最初に告ったんですか?」

宮元「マリだ」

木月「えー!」

宮元「言っただろうが!お前から『ずっと宮元さんのファンでしたー』とか。可愛かったなあ、あの頃のお前は…」

木月「そんな…、今は可愛げがないみたいに…。確かに、ファンでしたって、言いましたけど…」

宮元「宮元さん!宮元さん!って、そりゃあ、仔犬みたいに尻尾振りながら纏わり付いてきてたねえ。お目目キラキラさせてたし」

住吉「やったー!マリさんとワンコ仲間だあ!」

宮元「まあ、ファンでしたって言ったのは置いといて、マジでお前から先に告ってきたんだ。俺は忘れない。お前がなんて言ったのか、一語一句忘れねえ」

岩井「…うわあ…、ストーカーになるタイプだね…」

木月「そ、そのこともとりあえず置いておきましょ!な、なんか、楽しい秘密の暴露、ないかなあ?」

住吉「じゃあ、マリさんの好きな食べ物は?」

木月「え?えっと、和菓子が好きかな」

住吉「じゃあ、俺、美味しいお店知ってるんで、今度貢ぎますね!」

岩井「…お前もストーカーになるタイプ…」

住吉「あ、いや、そんな意味じゃ…。悠也も最近、俺の作ったケーキとかなら食べられるようになったじゃん」

岩井「毒味してんの」

木月「仲がいいですね、お二人」

住吉「岩井さんのこと、尊敬してます!」
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