カナリア

□プロローグ
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とりあえずリポートは全て出し終ってる、病院もないし家事も終わった


「暇だ……あ!」


ある事を思い出し鞄を取りに玄関に行く(基本的に鞄は玄関に置きっぱなしだ)


「やっぱりもう献血出来んじゃん」

ある事とは献血の事だった。


なにしろこの主人公は自分の血を見るのが大好きな人間だからだ。


「よっしゃあ!」

ガッツポーズをして早速出掛ける準備(と言ってもコート着てマフラーするだけ)をしてブーツを履く



「人めっちゃ怖いけど欲望には勝てないよね。ほら松永さんも欲望のまま欲しがれば良いって言ってたし…あれ、違ったっけ?」


ぶつぶつ呟きながら早歩きで献血センターへ行く為バス停に向かう

他の人から見たら不審者とか言ってはいけない
これが僕なのだから


非日常までもう少し

(そういえば今日は髪の毛玉が簡単に取れた)
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