Noah Dream

□狂気快楽主義者
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「今日はどの娘にしようかな…」

こうして女を品定めするのが毎日のお決まりだ。
"快楽"を求めて…



「そこのお嬢さん」

『はい…?』


オレ好みの黒髪でアジア系の顔つきをしている女。
今日はこの娘にしよう。


「お尋ねしたいんだけど…」

と言って、背後に回ればもう既にオレの物。


―――――…


『ん…』


「気がついたかい?」

『ここ…は…?』

「そんなの何処でもいいだろ?それより自分の置かれてる状況を考えなよ」


『私…』

「帰りたいか?」

彼女と同じ目線に合わせ、問いかけてみた。


『帰る場所なんて…無いから…』


素直に驚いた。
しかしこれはこれで好都合。

「そうか…じゃあ、此処でオレに殺されちゃっても誰も悲しまないよな?」


『私を殺すの?』

「出来ればそうしたいなって思ってるんだけど。君は抵抗とかしないの?」

頭上で縛られてる手に触れてみたが、何の反応も無い。
つまんない奴…

『抵抗しても、結局は私を殺すんでしょ?』

なんて言うから余計に萎える。
こんな女選ぶんじゃなかった…

「殺したいよ?でも君がそんなんじゃあ殺しても楽しくないし。オレは楽しみながら殺したいの」

にこにこと笑顔を向けてみる。
しかし彼女の顔は俯いたままでびくともしない。
まるで本当は絶望感で溢れている様にも見えるけど…


「本当は怖いんじゃないの?」


『ち がいます…』



ビンゴ。

「何か訳ありなんだ?本当は帰る場所だって、君が死んだら悲しんでくれる誰かが居るとか?」

『そんな事ありません!』


ジャラ、っと鎖が鳴る。
その音がいつもオレの興奮を掻き立ててくれる。

「ムキになって。大丈夫だよ、痛みなんて殆ど無いし、外傷が無いから綺麗なまま死ねるから…」

『やっぱり、私死ぬんですね』

「死にたくないのか?」

『…いえ、別に…』


「そう。じゃあ早速…始めさせて貰うよ」


そう言って、オレは彼女の服を引き千切り、あられもない姿にしてやった。


『何するの!?』

「気が変わってね。殺す前に一発ヤらせて貰う事にした」

『話が違うじゃない!』

「まぁまぁいいじゃないか。どうせ終わったら死ぬんだし」

愛撫しようとしても、身をよじり若干の抵抗を見せる女。


『それだけは…やめて…』


「悪いねぇ。これがやめられないんだよ…」


下着に手を掛け、さっさと脱がして早くブチ込みたい。
そういう衝動が走ると、もう周りなんて見えなくなる…


『お願い…離して…』

手に生暖かい液体が。
これは涙か…?

『開放して、お願い…』

今度は離せと懇願してくる。
その表情が見たかったんだよ…

「帰りたくなったか?」

頷く女。
それを見下すオレ。


「駄目だ。」


女の表情が落胆へと変わる。
オレの鼓動が早くなる。

「お前はオレに犯されて殺される
んだよ」

最早言葉すら出ない状況にまで追
い込んでやった。


「さあ、始めようか」


もっと、それ以上に絶望に満ちた
表情を見せて。
泣き喚いて、懇願して、声が掠れ
るまで…

涙が枯れた頃に
心臓抜き取ってやるよ



END
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