長い小説
□＃６ 学園祭へ向けて
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※あまりに人数が多いため、頭に名前を載せます
『それじゃ早速始めようか』
俺がそう言うと、みんな一斉にそれぞれの楽器を取り出す
すると…
唯「あっ！！」
突然声をあげた唯は雅紘のギターを見つめたまま、小刻みに震えている
雅「？…どうしたの？」
唯「ぎ…」
全「ぎ？」
唯「ギーたんっ！！」
全「ギーたん！？」
唯「ギー太〜♪お友達だよ〜♪」
全「ギー太！？」
雅紘のギター、もといギーたんに頬ずりしながら唯は嬉しそうにしている
『くっ…はははっ！唯のがギー太で、雅のがギーたんか！はははっ！！』
大「なるほど、同じレスポールだからか」
唯「ギー太もギーたんもかわいいよ〜♪」
ギー太を抱きかかえ、ふにゃっと頬をゆるませる
大「(！…かわいい)」
雅「大紀…顔赤いよ」
大「なっ…！？そんな事ねぇよっ！」
律篤「(ニヤリ)」
陸「２人共何考えてるんですか…」
そんなこんなで練習開始♪
なかなか順調なようである
大「ここはこういった感じだな」
唯「こういった…かんじ…？」
雅「左手の使い方をちょっと変えると…」
唯「あっ、できたー♪ありがとう大ちゃん、まーくん♪」
大「おっ…おう！」
雅「顔赤いって」
大「なっ！？」
陸「律さん、手首を柔らかく使いましょうか。もっとスムーズに叩けますよ♪」
律「……こんなかな？」
陸「いい感じです！飲み込みが早いですね♪」
律「よせってー！何も出ないぞー！ってか、陸哉も普通に話そうぜ？」
『陸は昔からそうだから』
律「そーなの？」
陸「はい♪」
篤「うん、澪ちゃん上手いよ！」
澪「あ…ありがとう…」
篤「そんな緊張しないで♪ってか左のベーシストは初めて見たなぁ」
澪「本当？」
篤「うん、なんかカッコいいな！」
澪「…そうかな♪」
篤「(…ッ！上目遣いの澪ちゃん…ヤバいっ！)」
『ムギはほぼ大丈夫かな？』
紬「そうですか？でもちょっと不安なような…」
『じゃあ…不安じゃなくなるまで俺が…ムギのことを…』
紬「え…？」
『…なんてな♪』
紬「もうっ！隆治さんっ！」
『はははっ！』
『澪ー！ちょっときてー』
ある程度したところで俺は澪を呼び出した
「何かな？」
『ちょっと隣の部屋へ』