長い小説

□♯3 仲間たち
1ページ/7ページ

とある金曜の放課後。
ここ、音楽室ではいつもと何ら変わりのない光景が広がっている。

隆治に至っては机に突っ伏しているが…。

そんな中、律がある提案を。

「なぁみんな〜?明日休みだし久しぶりに出掛けよーぜ!」

「あっ!私さんせー!!」

「澪とムギは?」

「うん。特に用事はないし…」

「私も大丈夫です。」

「隆治はー?」

そんな賛成意見が飛び交う中隆治は……

『Zzz…』

寝ていた…ι

「あぁもう!隆治ー起きろー!!」

『んぁ?…どしたの?』

「明日みんなで出掛けるんだけど隆治くんはどう?」

唯が問いかける。

『明日?……ん〜悪ぃ!明日は外せない用事が…』

「用事?どんな?」

『帰郷します。バンド仲間んとこ行くんだ』

「まぁ!隆治さんバンド組んでたんですね♪」

『うん』

「へぇ、初耳だな。」

「もしかして、髪立ててメイクして、すげー衣装着たりしたメタルな感じ?」

律が冗談混じりに聞いてくる。

「えっ!?」

ここで唯が声をあげる

「律、さすがにそれはないだろ…」

『さすがにね』

「ちぇー」

「ま、まさか…」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ