長い小説
□♯3 仲間たち
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とある金曜の放課後。
ここ、音楽室ではいつもと何ら変わりのない光景が広がっている。
隆治に至っては机に突っ伏しているが…。
そんな中、律がある提案を。
「なぁみんな〜?明日休みだし久しぶりに出掛けよーぜ!」
「あっ!私さんせー!!」
「澪とムギは?」
「うん。特に用事はないし…」
「私も大丈夫です。」
「隆治はー?」
そんな賛成意見が飛び交う中隆治は……
『Zzz…』
寝ていた…ι
「あぁもう!隆治ー起きろー!!」
『んぁ?…どしたの?』
「明日みんなで出掛けるんだけど隆治くんはどう?」
唯が問いかける。
『明日?……ん〜悪ぃ!明日は外せない用事が…』
「用事?どんな?」
『帰郷します。バンド仲間んとこ行くんだ』
「まぁ!隆治さんバンド組んでたんですね♪」
『うん』
「へぇ、初耳だな。」
「もしかして、髪立ててメイクして、すげー衣装着たりしたメタルな感じ?」
律が冗談混じりに聞いてくる。
「えっ!?」
ここで唯が声をあげる
「律、さすがにそれはないだろ…」
『さすがにね』
「ちぇー」
「ま、まさか…」