The Heroine's smile
□第4話〜Another1・東北の女神〜
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和青学院大学〜〜
「うぅ〜さっぶ〜…もうちょっと厚着しときゃよかった…。」
仙台は神奈川と違って肌寒い…同じ日本とは思えない…最初は苦労の連発だった。
「あわわ〜寝坊したぁ〜☆!」
ガシャンッ!!
「わわぁ〜食器落としちゃったぁ〜!でも今は洗濯が先だぁ〜!」
慣れない一人暮らし…今まで全て母さんに任せてきたけど、こんなに大変だとは思わなかったぁ……
「バタンキューだわ…ほんと…。」
そして大学の講義…もはや朝からヘトヘトな状態〜…。
「海波ちゃん、お疲れやなぁ。」
「はぁ…1時間目ってマジ地獄…☆」
友達も県外の人も多く、互いに友達作りをしてすっかり仲良くなった。そんな新しい友達と学食を食べながら嘆く中……
「海波ちゃんは部活かサークル入るの?」
「ん?もちー!うちは高校からソフトしててさ、大学でもやろうと思ってるの☆」
あ、そうそう!うちは大学に入ってもソフトは続ける!これは絶対に譲れないのだ♪
運動部グラウンド〜〜
カァァァン!!
パシッ!
「よーし、次!」
「お願いしまーす☆!」
カァァァン!!
パシッ!
パァン!
パシィィッ!
「おらおら〜もっとこーい!」
「あの子上手すぎる…。」
「あれで1年なの…?」
パシッ!!
「えいっ!」
シュッ!!
光り輝く汗…それは仙台に行っても変わらないもんだ。どこにいても、ソフトはソフトだもん♪
カァァァァン!!
カァァァァン!!
カァァァン!!!
バットに当たった瞬間の感触…久しぶりだからなおさらウキウキしちゃう♪
そんな新しい生活を送っているうちが、そもそも何で仙台に来たのか…もう知ってるかもしれないけど…