銀魂
□リボンの色は赤で!
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「おい、何の真似だ?」
「何って‥‥誕生日プレゼントだけど。」
うれしいさ。そりゃァ文乃からのプレゼントだし。誕生日覚えてたのか、とかプレゼントどうするか悩んだのかとかな。むしろ喜ばしいことなんだが‥‥。
「なんでお前、自分にリボンしてんの?」
「よく『あたしがプレゼント』ってあるじゃん。」
「なんでそのチョイスゥゥ!!」
「何、トシはあたしじゃ不満足なの?そうなんでしょ。わかった、他に女ができたのね。あぁ‥‥あたしはこんなにトシに尽くしてきたっていうのに。男なんてみんなそんなものなのね。そうやって弄ぶんだわ、トシを信じたあたしが馬鹿だったわよ。」
「‥‥誰も嫌だなんて言ってねェよ、ったく。」
「ト、トシ?!」
「‥‥あ‥‥ど‥‥し‥‥な。」
「へ?」
「明日どうなっても知らねェからな。」
「ち、ちょっと待っ!明日は!」
「知らん、誘ったお前が悪い。」
誕生日プレゼントに自分の女をもらって欲情しねェ奴がいるなら見てみたい。
リボンの色は赤で!
(非番だからトシとデートって‥‥)
(悪い、)
(腰痛くて動けないんですけど)
(‥‥‥悪かった)
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070504