神々の旅行記

□正義の神トール
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(どんな子かな?)

ロキはその子が産まれるのを楽しみにしていた。




そして、いよいよ。

「オーディン、オーディン、産まれたって!?」

子が産まれたと聞き、ロキは真っ先にオーディンの元へやって来て尋ねた。

「ああ。」
「ねぇ、見に行っていい?」
「もちろんだ。」
「ありがと!」


そしてロキはオーディンと一緒に産まれた子を見に行った。




「わぁつ!」

ヨルズに抱かれている子を見て、ロキが嬉しそうに声を上げた。

「あらオーディン様」
「ロキが子を見たいと言ってな」
「そうですか。こんにちはロキ」
「こんにちはヨルズ。名前は何て言うの?」
「トールだ」
「トール……雷鳴の……」
「ふふ、抱いてみる?ロキ」
「いいの!?」
「ええ」

ヨルズからトールを渡され緊張しながらそーっと抱き上げる。

「柔らかい……」
「ふふ……良かったわね、トール、美人さんに抱かれて」
「ありがとヨルズ」
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