小説
□パラレル・ワールドT
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゛この国を救えるのは…きっと貴方の…すぐ近くに…″
「ラス様っ朝でございますっ」
突然聞こえてきたリィサの声。
目が覚めてもまだ夢の中にいる感覚がする。
夢の中に出てきた女神はこう言った。
この国を救えるのはきっと…何だっけ…?
重要な事を言っていたのに忘れてしまった。
女神の顔も…
などとボーっとしていると
「ラ…ス…様?」
心配そうなリィサの声が聞こえた。
ハッとし我にかえる。
「ごめん…大丈夫だよ」
それを聞くとリィサは安心したように朝食の準備を始めた。
「ラス様朝食の準備が整いました」
「…ありがとう」
「また後程伺いますっ」
と言いリィサは帰っていった。
今日は国全体の会議をする事になっている。
何を話し合うのかはまだ知らない。
朝食を食べ終わった後服を着替え会議室へと向かった。
会議室に着いた。
さすがに10分前になるとほぼ全員が揃っていた。