小説

□パラレル・ワールドV
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あたしの親友リィサはラス王にぞっこんLOVE中だ。


どこがいいのかはあたしには分からないがリィサはラス王の事を話すと顔が真っ赤になる。


そこがまた可愛くていいなぁーって思ってしまう。


あたしは皆から便りにされていてきっと姉みたいな存在なんだろう。きっと。


本当はもっと女らしくしたい。可愛いって言われたい。


かっこいいなら言われた事はあるけど…可愛いはないから…





夕方廊下を歩いているとリィサがニコニコした顔で歩いてきた。


はーて…またラス王と何かあったのだろう…顔を見ただけで分かる。


「リィサ〜顔赤いぞ〜ラス王と何かあったのか〜?」


「えへへっラス様のベッドの上にのっかっちゃった///あと可愛いって///」


顔をほころばせながら嬉しそうに話すリィサ。


あたしまで嬉しくなってくる。


何分か話した後リィサは仕事があると言って会議室へ行ってしまった。


はーて…こんな時間に仕事入ってたっけ?まぁっいっか♪


もう少しで晩ごはんというのもあって上機嫌で廊下を歩いていた。
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