小説
□パラレル・ワールドX
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ふぅ…やっぱりラスの鈍感ぐせは直ってねぇんだな…
普通に接してれば少しは気づくだろうよ…
てか、あのメイドも分かりやすいな…
ラスは魔物の情報をもっと集めると言って部屋を出た。
俺もついて行くと言ったがラスは
「疲れてるだろうから休んでて!」
と言って出ていってしまった。
ラスは昔から優しいからな…
だから王になれたんだと改めて思う。
30分経って寝てるのもあきたし、城内でも探検してみようという好奇心が出てきたため部屋を出た。
〜廊下〜
ん?あれは確か…ラスの事が好きなメイド…リィサっていったかな。
目の前に現れたリィサはフラフラした足取りでまたもや転びそうになっていた。
危ない!と思って手を差しのべた時にはもう遅くリィサは転んでいた。
「きゃっ!?」
…なんでここで転ぶんだ?
目の前で転んでるからほっとく訳にもいかねぇし…
「リィサ様、大丈夫ですか?」
手を差しのべた。
「あっ…とオリさん!こんにちは!」