小説
□パラレル・ワールド
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これはまぁほぼ毎日と言ってもいいほどよくある事だ。
リィサが着替えて再びラスに謝りに来た。
「本当にっ…すいません…」
リィサは泣きそうな顔をしている。
「僕は大丈夫だから気にしないで」
とニコッとリィサに笑顔を向けた。
「…それより…」
と言葉を続け
「僕の事…名前で読んでほしいんだけど…」
と申し訳なさそうに言っている。
「はっはい!えっと…ラ…ス…様?」
ラスは微笑ましいような顔をしてリィサを見ていた。
平和な平和な日常がいつまでも続くと思っていた。
だけどそれは叶わぬ願いになってしまうのか?
誰かがこの国を救ってくれればその願いは届くことだろう。
…そう…誰か…が