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教授と変人2
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「…こんな所で一体何をしてるのかね、Ms.ラブグッド」

「あら、先生。奇遇ね」

「奇遇も何もここは職員室の真ん前の廊下なのだが」

「知ってるよ。さっきもルーピン先生が来たモン」

「で、君はその職員室の目の前で何をしているのだ」

「ソレ、さっきも訊かれたの。本当に奇遇ね」

「君はまず聞かれたことに対して返答するということを覚えてはどうかね」

「それからね、何で裸足なのかっても訊かれたわ」

「…ほう。それで、何と答えたのだ?」

「みんなが持っていっちゃった、って」

「なるほど。我輩の質問には答えないのにルーピンには返答する、ということか」

「今日は機嫌が悪いのね」

「…半分は君のせいなのだが、Ms.ラブグッド。」

「それってとっても気の毒。
でもあんまり怒んない方がいいよ。身体に良くないから」

「ならば君のその対人態度を改善してみてはどうだ」

「うん、考えておく」

「…―そして我輩が話しているというのに、君はどこへ行こうというのだね」

「アンタ、もう授業始まってるって気付いてた?」

「…レイブンクロー10点減点!!」



その日競歩顔負けの早足で廊下を歩く不機嫌な薬学教授が見れたとか見れなかったとか。





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