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□宿泊研修とは言えど、結局苦労するのは1人だけ
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えーっ、ゴホン。
とにかくこうして
ワイワイ、ガヤガヤとしているうちに
両校合同サバイバルは
幕を開けようとしていた。
ルールは簡単だが、
強いて言うなら最後まで残った生徒の人数が多い方が勝ち。
開始は12時。
終了は最長、明日の日の出までとなっている。
日の出までにどちらかの学園が全滅すれば、その時点で終了となる。
「さあ、我等が学園が連覇をするのをその醜い目にしっかりと焼き付けなさい!!」
「あ、春巻き!」
「ちゃうわ、風の舞や」
「舞咲も色和も、わざと間違ってない?
……この人は」
「長谷野 真希ですわ!
低能な奴らは他人の名前もまともに覚えられませんの?!!」
どうやら、長谷野の言葉にカチンときたらしい舞咲達。
「アタシは低能ちゃうわ!!
有能や!!」
「うるせぇ、俺も低能じゃねぇ!!
万能だ!!」
「俺だって低能なんかじゃない!!
異能の持ち主だ!!」
口々に言い合う中、
おかしな発言をしている人間が1人………
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