L
□涙を流した日々は幾億にも重なり合って大きな雨となる。
3ページ/6ページ
「1週間よろしくお願いします」
「碧海学園の生徒さんかい?
少し狭いアパートだけども、ゆっくりしていって下さいねぇ」
一行が宿泊することになった海辺のアパートに向かうと、優しそうな大家さんが暖かく迎え入れてくれた。
その後各自、部屋に別れる。
部屋割は以外の通りだ。
1号室…舞咲&色和&澪&月波&深紅
2号室…愁助&岳斗&直紀&新悟
3号室…12組の残りの女子(3名)
1号室は少し広いので5人。
続いて2号室が4人、3号室が3人となっている。
ちなみに、4号室はかっちーが泊まる部屋らしい。
「お姉様ー!!!
お隣りの部屋だなんて、これはもう運命としか……グハァッ!!!!!」
来て早々、色和のエキサイティングなキックによって死にかけていた変態君は放っておこう。
澪が気絶した変態の頭を『よしよし』していたが、変態が起きなくてよかった。
起きていたらどれだけ騒がしかっただろうか……。
結局、今日1日は自由時間にしようということで、皆の意見は一致した。
*