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□涙を流した日々は幾億にも重なり合って大きな雨となる。
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「ん…?
今日も日番谷はいないのか?」
翌日、再び集合したメンバーを見た葛田はため息をつきながらそう呟いた。
その言葉に無言で頷く澪。
「マーちゃん、昨日も結局……帰って来なかったから…」
「そうか。
まったく…困ったもんだな。
とにかく、見付けたらすぐに俺に言うように!!」
まとめるように葛田が言う。
それを聞いて無言で頷いたのは愁助、岳斗、直紀、新悟、深紅の5人だけだった。
「さあ、今日から1週間は忙しくなるぞ!!
担当者と俺の話をよく聞いて、気合いを入れて取り組むように!!」
不安だらけのトライアルウィーク、ついにスタートです。
→あとがき