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□宿泊研修とは言えど、結局苦労するのは1人だけ
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さてさて、明海学園との対立も程々に集合場所へとやって来た色和達御一行は、生徒の減り具合に目をしばたたせた。
「えーっと…これってホンマに昨日見付からんかった生徒全員おるんか?」
「そうみたいだな。
まあ、いいんじゃねぇの?
敵が減るのは好都合だろ」
「そういう問題ちゃうわ!
……アタシが言ってんのは、この人数でホンマにサバイバルになるんかっちゅうことや」
「ああ、なるほど」
「やっと理解したんかい。
まあ、一組はほとんど全員残っとるようやな」
そう言いながら遠くを見る色和の視線の先には、昨日は見掛けなかったがどうやら見付からなかったらしい沖村 岳斗やら大草 愁助やらがいる。
「ん?岳斗じゃね??
お〜い、そこの変態!!」
そう言いながら舞咲は岳斗に向かって元気に手を振った。
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