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□ベタなドラマってさ、衝撃の事実の時、大体、雷落とすよね。
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「………痛ぇ」






澪と舞咲が姉妹?だと知って慌ただしくなる中舞咲は一人顔をしかめていた。




色和は最初、姉貴と会ったのが嫌だったんだなぁ…


なんて思っていたが
明らかに舞咲の顔は青白くなり唇は紫になり初めていた。



明らかにオカシイ。
そう確信した岳斗は舞咲に問う。始めは何事も無かったように笑っていたが、ある時ボソッと言葉を発したのだ。



それが冒頭の言葉だ。




その言葉に皆は、忘れてた…
と、声をあげる。

そうだ、舞咲は先ほどの大勢の人と戦った傷が残っているのだ。

ただ繋がっているだけの腕を音兎は顔をしかめて見る。



「…なんじゃ…汝…この腕は…………」



音兎は血を見て小刻みに震える。それを見た色和は音兎の頭に手を置いた。





「いろいろツッコミたい事(なんで、さっきから気づかなかったんだとか)はあるけど……まあ…大丈夫や。このお兄ちゃん不死の体やから!!」




グッ!!と親指をたてる色和。それを聞いていた舞咲はいっきにツッコんだ。




「誰がお兄ちゃんだ!誰が!!ウチは王様だコラ。









…なんやねん!!
そのツッコミわ!!っか、アンタがツッコむかと思ってたらやっぱボケるんかい!!っか、ナレーターさん、ツッコんだ。とか言ってるし!!!」























…ツッコミと見せ掛けてボケた。













ヲイ!!!
もう遅いから!!仕切り直してもグダクダには変わりないから!!」





「大丈夫だ。小説なんて、アレだよ大体一行前の言葉は忘れんだ。(今日の担当は。)」






「カッコ大丈夫やから!!っか、今日の担当どんなけアホやねん!!なんや!漫画とアニメしか見いへんのかいな!!」






「…っか、舞咲お前、大丈夫なのかよ??」




拉致があかないと思ったのか止めに入る愁助。





その言葉を聞いた舞咲は
「忘れてた…」
と声を漏らした。



「おまっ!!アホやろ!?正真正銘のアホやろ!!?」




「あぁ?ウチは馬鹿だ言ってんだろが。」



一緒じゃボケェ。







と、鉄拳を下す色和。
そんな舞咲達をみて澪ばボソリとこう呟いた。






「マーちゃん悪い人達にイジメられてるのね…かわいそう…」






次の瞬間みんなは固まった。そして、全員(岳斗を除く)はこう思う。






この人…正真正銘の天然だ。














と…
そんな中変態の岳斗は皆とは違う事をしていた。




澪の手をとり目線を合わせ









「いえ!お姉様!!大丈夫です!舞咲は、俺が守ります!!だから……その……ご褒美として俺と付き合って下さい!!!」





食い入る様に言う岳斗。
そんな岳斗に澪はニコッと笑い







「いいですよ?お手洗いですよねっ!行きましょう?」





瞬間岳斗は石化する。


そして、なぜか知らないが草むらの方に行き小学校で言う体育館座りをして






「お姉様……萌えですよ!!そんな!トイレに付き合うなんて…グハッ!!!!俺は…結婚を前提に……あ!言っちゃた☆






なんて事をブツブツを言っている。(そんな、岳斗を足で避け)愁助は舞咲の怪我きついて問った。








「んで?どうすんだ?テメェ降りるのか?(訳・降りろ。降りれば俺ァ色和と喋れるだろーが。ァア"?)」










そんな愁助に対し舞咲は近くの木に体を倒しながら









「はぁ?ウチが降りる訳ねぇだろうが。死んでも、降りねぇよ…(訳・はっ!人の恋は蜜の味っつーだろ?)」







と、返す。










「テメェ…死んで知らねぇぜ?俺ァ(訳・っか、死ね。出血多量で死ね。蜜ってなんだよ。糖尿病になって死ね。)」





なんて、事を話している舞咲を横目に色和は考え事をしていた。







なんで、音兎の母は殺されたのか。なぜ、明海学園の奴らの顔を音兎が知っていたのか…




すべてに置いてこれは、ヒントが少な過ぎる。





色和は
探偵物の本や漫画が好きだ。(今回に関係はないが)



大体大抵の小説は最後の20ページぐらいを残し犯人その手口などを暴けてきた。八割がた合っていた。と言ってもいいだろう。





なのに、今回は全くわからない。音兎の母を殺した犯人も何もかも…





色和は苛立ちを覚えていた。







そんな中音兎は急に大きな声をあげる。







「汝達静かにせんかい!!今は、舞咲の怪我が優先だろう!!」







その言葉に岳斗、愁助、舞咲は静かになり、色和は我に返る。









「なんじゃ!!医療出来る奴はおらんのか!?」





その言葉に色和は優しく返す。










「んなん、おらんに決まって………「私がやりましょうか?」















「「へ?」」














そう言葉を発したのは澪だった。













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