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□特殊能力ってやっぱりカッコイイと思う
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「…で、音兎を捜す当てはあるのか?」
「そんなもん、ないに決まっとるやろ。知り合って数時間をなめんなよ。」
「いやいや、なめてねぇし。
っじゃなくて!!じゃあ、どうやって捜すんだよ!!!」
「それは、まあ、あれや…テレパシーとか?」
「色和、おまっ!!
真面目に考えてんのか?!!」
頭のいい色和でも捜す手段がないのはつまり、自分達ではお手上げだということを意味する。
「まーちゃん…誰かいる」
そう舞咲の服の袖をクイクイと引っ張った澪が指差したその先の茂みには、意外な者の姿があった。
「…お前…」
「アタシ等になんか用か?」
『久しぶりだね…二人とも…』
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