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□舞咲の恋仲決定!?
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「暇……だ。グハッ…」





只今、三時限目のLHR中。
LHRは、今月のクラス目標と一組で今後行うつもりのボランティアの目標決めだ。
ちなみに生徒会長は色和
副会長は岳斗となっている。





その為、不真面目は舞咲は暇過ぎて暇過ぎて机にぶっ放している様子だ。









「…舞咲…ちゃんと受けようや……」




「そうだよ?マーちゃん??ちゃんと受けようよ」




そんな舞咲を見て注意する色和と澪。姉貴…なんか、もうこの教室に慣れて来てるよな…などと、思いながら舞咲はボーと近くもないが遠くもない窓を見つめる。





綺麗に晴れた空。


たまに聞こえる鳥の声…








その二つで、舞咲はある事を考え出す。










そうだ、屋上へ昼寝に行こう。







「んじゃその、そうだ、京都へ行こう的ノリは。






舞咲は色和の言葉など無視しガタリと音をたて、席をたつ。澪はそんなぐれた舞咲に「マーちゃん…」と言いながら見つめる。







「…自主学習に行くの?」








その言葉に教室は暫しの沈黙が流れる。









…お姉さん!?今、さっき昼寝って言いましたよね!?お姉様ァァァ!?





澪の天然発言にツッコミ色和。色和は、ああ、またボケが増えた…。と感じた一瞬だった。



そんな、皆を横目に舞咲は教室を出ていく。LHRは、普通担任がいるべき時間だが今日は生憎、出張で学校を休んでいた。なので舞咲はそれを良いことに普通に出ていく。


所々、教室の前を通るりたまに違うクラスの担任と目が合うが、それとなく両方目を離す。



問題児だから、普通の教師には手に負えないのだ。話しを聞くのは、葛田ぐらいだろうか





暇だなあ…




と、考えながら屋上へ行く階段をあがる舞咲。屋上のカギはいつでも開いてるので、サボりには適している場所だ。







そして、屋上のドアノブを回し屋上へと入る。







「涼しっ…」





いいぐわいに吹く風に舞咲は自然に声を漏らす。いつも、一人なので、今日も一人なのだろう…と思いながらフェンスに近づき寄り添う。



下に見えるのは、戦いの練習だろうか…刀を抜いたり自分の武器を抜く生徒達だった。








ボーとその様子を眺めていた舞咲の後ろ(性格には上)から声がかかる。










「誰だ…」




人っ子一人いないと思っていた舞咲はビクリと肩をあげる。そして、上えと顔を上げ、相手の顔を見ようとするが……













それは叶わなかった。




カキィィン!!!
と、響く刀の交わる音。舞咲は大きく驚愕した様に目を開く。




少し釣り上がった目・綺麗な顔立ち…これこそ愁助や、直輝、認めたくないが、岳斗と似たようなイケメンの類に入るのだろうか…



と、相手を顔をみて考える舞咲。しかし、直ぐにこの状況から抜け出す対策を考える。



出来れば、手は出したくねぇが…ゥチが誰だかコイツ知らねぇのか?これでも有名だと思ってたのになあ…




と、舞咲は心中でつぶやく。そんな、上の空の舞咲が気にくわないのか、相手は刀に力を入れる。






「面倒くせぇなっっ!!!」



そう叫びながら空いていた右足で相手の腹へと蹴りを入れる。



無論、相手はドアの方に向かって飛んでいった。舞咲は手加減したつもりだったのだろうか…「ヤベェ…完璧、かっちーに怒鳴れる」と、少し額に汗を浮かべながら頭をかく。








「テメェ…」




ガラガラと音をたて、壊れた瓦礫から顔を出す男。あ、殺られる。と、また刀を構える舞咲。




しかし、そんな考えとは裏腹に男は自分の持っていた刀を鞘にしまう。




「は……?」




全く相手の考えについていけない舞咲。相手は確実に舞咲の目の前へと近く。そして、肩な手を置いたかと思うと…


































「気に行った…テメェ名前は」














「はい?」















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