×ツナ
□気分転換の修行
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※裏要素を含みますので
あらかじめご了承下さい。
「ぅわぁぁぁぁッッ!!」
悲鳴と共にドサッと音をたてて倒れる俺の身体。
「さっ沢田殿!大丈夫ですか?!」
本日これで10回目。もうクタクタだよ…。
心配そうな表情で駆け寄るバジル君の言葉も耳に入らない。
「全く…お前はホントにダメツナだな!」
ヒュンッドカッッ
「う゛ぁぁぁッッ…いってぇ…いきなり蹴るなよリボーン!」
この生意気な赤ん坊に蹴りを入れられるのは今日だけでも何回目だろう、心の中で舌打ちをする。
「ボーッとしてるお前が悪い。それより聞け、ツナ。」
なんだよ、という目で見ると、生意気な赤ん坊はニッと笑みを浮かべていた。
「ジャンニーイチが10年バズーカに似たものをつくった。『自動時空間調整機能付き10ヶ月バズーカ』だ!」
「じゅ…10ヶ月バズーカ?!それって、10年バズーカで入れ代わる自分の時代が、10ヶ月後バージョン、ってこと?」
俺がきくと、リボーンはまたニッと不敵な笑みを浮かべた。
「まぁ、大体はそんなとこだな。」
ん?待てよ?俺の記憶が正しければ、『10ヶ月バズーカ』の前に、なにかついてなかったか?確か……
「じ…自動持久挑戦気候…だったっk…「自動時空間調整機能だ!一回で覚えろ、バカツナめ!」
ビシッ
俺の言葉はビンタと共にリボーンによって強制終了された。
「だからイチイチ痛いんだよ!!」
「沢田殿…『自動』しかあってない…」
バジル君まで…。
「まぁ、ダメツナの癖にイイ所に気付いたな。」
イチイチ、ムカつく奴だな。
「で?それってなんなの?」
「さぁな。俺がそんな簡単におしえると思うか?まぁ、明日になればわかる。楽しみにしとけ。」
それだけ言うとリボーンは足早に帰ってしまった。
結局それがなんなのかは、わからずじまいだった。