*イナズマイレブン*

□佐久間次郎の憂鬱
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―――ガラッ


す、救いの神ご降臨ーーーーー!!!


『お、遅いぞ。早くれんしゅ・・・き、き、き、・・・』


入り口のほうを見れば・・・そこには、


『鬼道さぁぁぁぁぁああん!!!!』

鬼「よお佐久間。」

源「鬼道?!!何故此処に!!
帝国に帰ってきたのか?!」

鬼「いや・・・たまには、帝国のメンバーに会いたくて、な。」

『鬼道さん・・・俺には貴方が必要なんです!!』

吹「ええ?!」

源「はあ?!」

鬼「?!」

『鬼道さん、鬼道さん、鬼道さん、会いたかったです・・・!!』


あああ、鬼道さん、貴方はやっぱり俺の女神です!!
女神?いや、違うだろ。
神様、神様だ!!

帝国には必要不可欠な存在なんです。

それに、あんな状況から俺を救い出してくれた!!
ざまぁみろ、源田に吹雪。


源「まて、佐久間!考え直せ!!」

『・・・はぁ?』

源「鬼道より俺のほうがお前に釣り合ってるだろ!!」

鬼「それはどういう意味だ?」

源「さ、佐久間には手の届かない存在って意味だv」

『失礼な奴だな、お前。』

源「いいか、佐久間。よく考えてみろ。
俺の名前は、なんだ?」

『源田。』

源「幸次郎!!源田幸次郎だ!!」

『ああ、そうだな、それで?』

源「幸次郎だぞ?」

『ああ。』

源「[次郎を幸せにする]と書いて幸次郎だ。」

『・・・馬鹿だ。』

源「つまりは、俺と佐久間が結ばれるのは運命なんだよ!!」

『お前、馬鹿だろ。最確信した、やっぱり馬鹿だ。絶対馬鹿だ。』

源「馬鹿は馬鹿でも、佐久間馬鹿さ☆」

『でっていう。』

源「・・・負けたぜ。」

『はっ、ざまぁ。』

源「佐久間ぁー、お前最近俺に対して酷くないか?」

『いや、そんなことないだろ。』

源「本当に?」

『ああ。』

源「本当の本当に?」

『ああ・・・。』

源「本当の本当の本t『うぜぇ。』・・・ほらぁ。」

『今のは自業自得だ。』

源「佐久間ぁ〜。」


ダメだ、コイツなんか今日物凄くウザイぞ。

気が引けるんだが・・・仕方ない。


『げんおー・・・本当だって。信じてよー・・・?』


確か、成神が言っていた。
源田をどうこうしたいなら、うざい女子の如く可愛こぶれ、と。


源「ぐはっ!!Σ」


あああ、恥だ、恥!!!!


鬼「・・・見ない間に、随分と源田の扱いが上手くなったんだな。」

『いえ、鬼道さんほどではないです!』

鬼「そうか・・・、なぁ佐久間。」

『はい?』

鬼「お前も・・・雷門に来ないk「ダメです!!!」・・・源田・・・。」


源「ダメだ、鬼道さんがぬけた今、佐久間までぬけたらどうするんだ!
帝国サッカー部に萌えがなくな『あ、行きたいです、連れてってくださ「ダメぇぇぇ!!」・・・。』」


なんだよ、萌えって。
俺に萌えるのか貴様。
皇帝ペンギンぶちかましてぇ・・・!!


吹「そうだよ、佐久間君も雷門に来れば良いんだよっ!!」

鬼「だろ?」

吹「うんうん、ナイスアイディア!」

『あー、どうしよう、俺行っても良いですか??』

源「ダメだダメだダメだ!!」

『なんでだよ!お前は俺の親か!!』

源「ダメなものはダメなんだよ!!」

だぁぁ!!むかつく!!
俺は鬼道さんのそばで、サポートして、そんでもってまた一緒にサッカーしたいのに!!


『じゃあお前も来ればいいだろう?!!』


あ、し、しまった!Σ


鬼「はぁ?」

吹「えぇー?」


すごく微妙な反応をする2人。
うわぁぁ、俺、やっちまったぜ・・・。


源「さ・・・佐久間ぁぁぁ!!!」


何か1人喜んでる奴いるぞ?!

源田の声と共に俺は身動きがとれなくなって、視界が暗くなった。


『うわ!!だ、抱きつくな、離れろ!!』


そうか、これは源田の馬鹿に抱き締められているのか!!
いくら腕に力を入れても離れないぞコイツ。


『くそっ、離せ馬鹿!!』

源「佐久間〜、俺の気持ちは届いていたんだな!」

『一ミリも届いてないんだよ!!』


お前の気持ち?!あ、さっきのアレか、萌えってやつかコノヤロウ!


『とにかく離せ!くそっ、お前無駄にデカいんだよ!!』


そう言えば源田はなんなく離してくれたが・・・最初から離せよっていう話。


鬼「源田・・・お前、死ぬか?」

源「き、鬼道さん?!」

鬼「さぁ、俺とサッカーしようか。」

源「すみません鬼道さん!!」


わ、何、鬼道さん・・・庇ってくれるんですか??


『鬼道さぁぁぁん!!』

鬼「大丈夫か、佐久間?」

『鬼道さん、俺のこと庇ってくれるんですね!
鬼道さん・・・!!』


あぁぁ鬼道さん、やっぱり貴方は俺の女神です!!




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