12/27の日記
23:09
青←黒←黄+ 緑
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ほら、いっておいでよ
オレは彼の背を押す。透明な澄んだ水色の眼が不安げに揺れた。
大丈夫!オレが言うんだから間違いないっス!
「…………はい、」
結局オレが好きだったのは憧れのあの人と一緒に笑う君だった。その笑顔の先に自分がいたら、と何度思ったことだろう。
「━━━━━━━馬鹿だな。」
「……バカですよ。」
「好きではなかったということか?」
「違うっス。好きだよ。このオレが本気の恋って断言できるぐらいには。…でも違ったんだ。オレの隣じゃ青峰っちに見せてた笑顔は見れないって、」
「……やはり馬鹿だな。」
「知ってる。でもどうしようもなく好きだったんスよ。」
「……今日のお前のラッキーアイテムはハンカチなのだよ。貸してやろう。」
「ふは。緑間っちこそ素直になった方がいんじゃないっスか?ほんとは悔しいくせに、」
「……まだ人事を尽くしきっていないからな。これからなのだよ。」
君の幸せを願う。ほんとはそんな綺麗事なんて心から思ってもいないのに。
━━━君の笑顔を見るとそう思わずにはいられないんだ。
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