01/14の日記
14：20
緑黒
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「……雪、すごいですね」
「ああ。黒子、電車が止まらないうちに帰れ」
「……もう運休になってました」
「そうなのか？…しょうがない。ならバスにしろ。時間通りでなくとも動いてはいるだろう」
「何時間外で待たされるかわかりませんから嫌です」
「くっ……わがままを言うな黒子！」
「わがままじゃないですー」
「はぁ………。じゃあどうするのだよ」
「もうちょっといさせてください」
「…は」
「ダメですか？」
「…今日中にやむかわからんが」
「そうですね。……というより察してくださいよ」
「？どういう意味だ？」
「はぁ……。緑間君て頭いいのにこういうとこは本当に馬鹿ですよね」
「…オレはお前がわからん」
「……あ、それ僕がむいたミカンですよ。勝手に食べないでください」
「この白い皮のところに栄養分が多くあると何度言えばわかるのだよ！」
「君はおばあちゃんですか。………雪、また降ってきましたね。積もるでしょうか」
「だから冬は嫌なのだよ。寒いのは好きでない」
「…そうですか？僕は好きです」
「意外だな。冬のどこがいいのだよ」
「………内緒、です」
「…なんなのだよお前は」
『━━━━今後も更に雪が降り続くと予想されます。さて、この時間の積雪情報をお伝えします』
「………冬は、君といっぱいいられる口実ができますから」
「………声にでてるぞ黒子」
「あ。」
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