よろず部屋

□神田ユウ誕生日話
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(神田ユウ誕生日祝い)



マリ「神田……師匠が呼んでいる」
神田「……」
ティエドール「ほらユーくん☆今日は君の誕生日だ」
神田「……」
ティエドール「だからね、盛大にみんなでパーティをしようじゃないか」
神田「……必要ない」
ティエドール「そんなに照れなくても……」
神田「照れてなんかねぇ!」
ティエドール「今日は特別な日だから、遠慮なんかしなくていいんだよ」
神田「遠慮なんかしてねぇよ!」
ティエドール「ほらほらごちそういっぱい作ってもらってるからさ」
マリ「そういえば師匠がさっき食堂で色々注文していたぞ」
ティエドール「バースデーケーキもお願いしといたんだよ、ユーくん」
神田「俺は甘いのは嫌いだ!蕎麦が食えればいい!」
マリ「……神田、あきらめろ。もう既に注文済みだ……」
ティエドール「そうだよ、食べ物を粗末にしちゃいけないよ。食べなきゃ勿体ないじゃないか」
神田「テメェが勝手に頼んだんだろーが!俺には関係ねぇ!」
ティエドール「そんな事言わずにパーティしようじゃないか。みんな君の為に準備してくれているんだよ」
神田「そんな気遣いいらねぇよ!」
ティエドール「ユーくん……僕はね、君がこの世に生まれてきた特別な日をみんなでお祝いしたいだけなんだよ。だから主役の君がパーティに出てくれないと始まらないじゃないか」
神田「……」
ティエドール「……でも……ユーくんが今日はどうしても駄目だと言うなら仕方がないね……」
マリ「神田……師匠がどういう人かわかっているだろう?大人しくパーティに出ておいた方が……」
神田「……(嫌な予感)」
ティエドール「ユーくんがどうしてもパーティに出てくれないなら、本人でないのは悲しいけれど君のお祝いだという気分を出すためにこの楽園ノ彫刻(メーカーオブエデン)で造ったアート・オブ・神田を囲んで……」
神田「出るっ!!出りゃあいいんだろ!」



アレン「あ、神田!よかった!君の事だからパーティ嫌がって来ないんじゃないかと心配しましたよ」
ラビ「本日の主役、ユウ登場〜vvv今日は楽しくなりそうさ〜vvv」
神田「……べ、別に来たくて来たんじゃねぇ」
マリ「あきらめろ神田……師匠はああいう人なんだ」
神田「……」
アレン「神田、お誕生日おめでとうございます」
ラビ「おめでとうユウ☆みんなでお祝いするさ〜☆」
神田「……はあ……まあ今日くらいは仕方ないから付き合うか……」
マリ「ああ、あきらめが肝心だ。それに一応お前の事を思っての事だからな」

一同「ハッピーバースデー☆」



そしてパーンとクラッカーが一斉に鳴り響き、パーティが始ったのだった。



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15巻のカバー裏漫画を見て、ああやっぱりティエドール元帥はこういう人なのかと改めて認識いたしました。
ティエドール元帥におかしな愛情を持たれてしまった神田くんが素敵☆
ティエ×神田か……

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