年下の男の子
□Last
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材料を切りながら義貴に話し掛けていた
「私・・・義貴に迷惑かけっぱなしな人生だよ・・・。ごめんね」
「な〜に言ってんだ!俺は面倒見がいいんだよ。迷惑に思ったことは一度もない」
優しいなぁ―――
「・・・氷帝テニス部で集まることがあるなら・・・参加させてね」
「・・・当たり前だっつーの」
思い出話に花を咲かせながら私達は準備を進めた。
この合宿に来るときは軽い気持ちだった・・・
大切な人に再会して、
大切な人が増えて・・・
大切な人達と同じ時間を過ごすことができて―――
みんなありがとう・・・
「***〜!!」
私は笑顔で愛しい人の元へと急いだ。
END
→あとがき