本当のキモチ

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昨日の夕飯は私の大好物のおでんが食卓に並んでいた
(たまごも大根もおいしい〜)
ママが私のことを元気づけてくれるために・・・
わざわざ早く帰ってきたであろうパパは何も言わずにおいしそうに食べていて
裕太は仕方ないから***に付き合ってやるなんて言いながら
それを見て周助は笑っていて・・・


「私、すごく幸せ!」


こんなに私を想ってくれる素敵な家族がいて・・・
ねぇ、
記憶がなくなる前の私は?
私の声が聞こえる?

ねぇ、
あなたは・・・幸せだったの?
こんな風に―――笑えていたの?



――――――
――――
――



「・・・ちゃん!***ちゃん!!」

「えっ・・・ごめん、私・・・目開けて寝てた?」

「かもね〜<クスクス>次は移動教室だよ。一緒に行こう」

「+++ちゃん、ありがとう」


彼女は++++++ちゃん
こんな風に移動教室の場所を教えてくれたり、教科書を見せてくれたり・・・
転入してからとてもお世話になってる隣の席の女の子


「+++でいいよ!私も***でいい?」

「うん、もちろん!」


ふわふわした砂糖菓子みたいなザ・女の子!!という外見に・・・
性格はすごくサッパリしていて少し男っぽい


「理科室って遠いね」

「実験はめったにないからあんまり行かないよ」


にしても・・・氷帝学園の校舎の広さは半端じゃない!!
生徒数もかなり多いみたいだし、何クラスあるんだろう?

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