保健室のお姉さん

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「いただきま〜す」



私は久々に氷帝でのランチタイムを楽しんでいた。

氷帝のカフェテリアは有名ホテル直営らしく

味はピカイチ!!



まぁお値段は学食とは思えない金額ですけどね・・・

そこはお坊ちゃま学校なのでスルーとしよう―――

まったく贅沢な学校だよ



「おいしいね〜」

「まぁ・・・普通だな!」



これを普通だなんて・・・



「まったく―――社会に出たら驚くわよ」



まぁ私も驚いた1人ですが

こんな人ばかりだから氷帝はお坊ちゃんお嬢ちゃんって言われるのかも・・・

私がため息をついた理由がわかってなのか



「***は周りとちょっと違うよな?」



そう言われてしまった。



「どうせ私はおしとやかなお嬢様じゃないわよ」



“***グループ”と言えばあらゆる商取引でその名が絡まないことはないと言われるような企業

その1人娘の私・・・

さぞワガママで高飛車なお嬢様なんだろうと思われてるらしく

実際に会うと驚かれることが多かったりする。

(失礼しちゃうよね)

自分のことは自分ですることが当たり前の私だから



「ばーか!いい意味でだ」



いい意味・・・で?

それなら少し嬉しいかもしれない

景吾もたまにはいいこと言ってくれるのね・・・



「ありがとう。でも年上に対する言葉遣い!おじさま泣いちゃうわよ?」

「***は年上に思えねーから仕方ねーよ」



―――やっぱり前言撤回

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