保健室のお姉さん

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ムリをして笑顔を僕にくれていることはすぐに分かった。

そのことに僕は・・・

気付かないふりをした

今は“恋人同士”という彼女の気持ちが痛いほど伝わってきたから



「新垣さんのクラスは何か模擬店だしてるの?」

「クラスの模擬店は昨日だったの。今日はクラブの模擬店だよ」



どうやら氷帝の文化祭は数日行われるらしく模擬店はクラス、クラブやサークル、委員会と日によって変わるらしい

まとめる実行委員会は大変だね



「あっ!あれやりたーい」



そう言って走り出し先は輪投げだった。



「どれか欲しいのがあるの?」

「あのひよこのぬいぐるみ・・・」



そう言う彼女のために僕は輪投げをすることにした。

取れたぬいぐるみを渡すと涙ぐみながらも彼女は

“ありがとう”と最高の笑顔をくれた

どうして僕は彼女じゃダメなんだろう・・・

いくつかのお店を回った後



「お昼行こうよ」



という彼女に連れられて食堂に向かうことにした。

なんだこの食堂・・・というかレストラン?

何から何まで青学とは違う規模の学校であることを再認識した。

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