OTHER
□team second
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期間限定でマネージャー業を手伝い初めたはずの私
気付けば1年半が経過していた
多忙な中、なんとか予定を合わせて久々に同期の飲み会に参加すれば経理部は新しい子が配属されたという・・・
どうやら私はこのままらしい
「・・・***、何か上司に伝え忘れてることは?」
「・・・い、今のところ大きなのミスはないかと・・・」
「そうか、」
意図のわからない2人だけのときに出る質問
それが1週間も続けばもはやこれは恐怖でしかない
もしかして彼のこと―――?
「あの、横谷さん・・・」
「ん?」
「え・・・えーっと、」
「あっ、悪い・・・電話」
かかってきた電話に出た彼は控室から出ていった
もし・・・
タレントとマネージャーが関係を持ってしまったら、
どうなりますか―――?
「・・・こんなこと、聞けない」
控室の大きな鏡に映る私
なんとも言えない大きな不安が私の心に渦巻き始めていた・・・
「へ、部屋の片付けしよ・・・」