READY GO!

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マネージャーになって初めての練習試合

前の日は遠足が楽しみで眠れない小学生みたいにドキドキしてなかなか寝付けなくて・・・

移動中のバスの揺れが気持ちよくてスヤスヤと眠ってしまった

着いた先は青春学園―――

私がつい先日まで当たり前のように通っていた学校だった



練習試合は残念なことに雨で流れてしまって・・・

何もしないよりはと合同トレーニングをすることになって・・・

帰り間際に周助は私への想いを告げてくれた

“***の気持ちはわかってるから”って・・・



私、周助のことは大好きだよ!!だって初恋の人だし

でも今は友達としての大好きで恋人とは違うの

(はぁ・・・)

思わず溢れた大きなため息に優菜が素早く反応した



「ま〜た、ため息?1週間くらい続いてるけど・・・」

「優菜・・・」



そう、あの日から1週間

周助の気持ちを知ってからはなんとなくメールしにくくて・・・



「***チャン恋煩い〜?」

「私も立派な乙女ですからねー!悩み事くらいありますよーっだ」



楽しそうな優菜にアッカンベーをしてみた



「あっ!次は移動教室だ」



化学の先生は残念ながらいつも早めにやってくる・・・

2人は化学の教科書を持って化学室に急いだ

そのやりとりを黙って見ている幸村くんに私は気付かなかった・・・



「***は不二のことが・・・好きなんだね」



偶然見てしまった不二の告白

俺に勝ち目はない

彼女をあんなにも悩ませているのは俺ではなく不二なのだから・・・
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