Prince of Tennis

□夏祭り
1ページ/2ページ

「ひゃ〜〜、すごい人だね」


今日は家の近所で催される夏祭りに来てみたけれど・・・
道が見えないほどのすごい人!
なかなか思うように前へと進むことができないでいる私
携帯を確認すれば待ち合わせまであと10分
(ちゃんと合流できるかな?)
不安になっているときに見知らない人に声をかけられた


「か〜のじょ☆1人なら遊ぼう」

「え?私は・・・」


ナンパ男なんて興味ない
私には好きな人がいるんだから


「この浴衣かわいいね。よかったら俺とデートしてよ」

「あ、あの、いえ・・・」


嫌悪感を抱く貴方にかわいいなんて言われても嬉しくない
私が言ってもらいたい人はただ1人、彼だけなんだから・・・


「向こうに珍しい大きなりんご飴あったよ〜。一緒に行こうか?」

「だから、私は・・・」

「俺の彼女に何か用?」


“しつこい!”と言おうとしたら聞こえてきたのはまさかの彼の声
普段の穏やかな彼はそこにいなくて・・・
少しだけドキドキした

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ